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本ブログに記載されている内容は個人的見解です。

Entries from 2018-09-01 to 1 month

~操作変数法~ 20180927

操作変数法のモチベーション ① OLS推定はバイアス、不一致の可能性がある ② 代理変数が見つからない可能性がある ① 欠落変数が時間を通じて変化する可能性がある OLS推定は説明変数と誤差項に含まれる要因が相関すると、不偏性、一致性を満たさない。 解決方…

~推定値と推定量 除外制約~ 20180927

推定値と推定量 ざっくり言うと、推定値とは特定の標本を用いて実際に計算された値。 推定量は確率分布であり、特定の値のことではない。母集団のパラメータを得るための規則、計算式のことである。 詳しくは計量経済学の最もポピュラーな教科書 "Introducto…

構造方程式 識別問題 ~20180925~

構造方程式 以下のURLを参照されたい。 https://www.lightstone.co.jp/stata/files/panel201610.pdf 上記のURLは統計ソフトウェアStataを日本で販売している株式会社ライトストーンが2016年10月に作成したものである。 識別問題 以下のURLを参照されたい。 h…

~2段階最小二乗法〜 20180924

1. 真のモデルにおいて関心の変数xを従属変数とし、その他のxと操作変数z1,,,ztを独立変数として回帰。操作変数zrの回数推定値が0でないならば、操作変数法のモーメント条件その2をクリアする。そこで、xhatを計算し、真のモデルの独立変数として扱う。このx…

~操作変数法~ 20180924

操作変数法 Instrumental Variable Method (1)内生性 (endorgeneity) このモデルにおいて、重要な仮定は であった。この仮定が満たされない場合( = 内生性が存在する場合)、係数推定値はバイアスすることが知られている。 この仮定は現実的な仮定であろうか?…

今日のまとめ

抜けてる部分が多すぎる。勉強頑張ろう ・ib --- stataコマンドnオペレータ。 base groupを決める ・robust standard error --- 回帰分析の仮定として、homoskedasticityの仮定がある。 というものであるが、各個人において常にそのような仮定が成立するとは…

~~20180918

育児制度について 男性の育児時間が男性の賃金に与える効果に、育児制度の内容が関連することは自明である。そこで育児制度の現状の確認や国際比較を行う。 今日から明日の記事は 日本の育児制度 諸外国の育児制度 ※各章で時系列変化も確認する を調査したも…

~Pencavel~ 20180914

労働市場で起こる交換はフルーツの購入に関する個人の行動と同じように十分記述できるかどうか、フルーツの需要曲線に関するエビデンス労働意欲の供給と関連があるかどうか、は決して明らかではない。多くの経済学者が強調しているのは、労働市場における取…

〜Pencavel〜 20180913

(Lakatos(1970)は、経済学者や社会学者がPopperの方法論を受け入れようとしないのは、新進気鋭のリサーチプログラムがこれまでの事実を改変してしまう破壊的な効果が一つの理由であろう、と述べた。)。”わからない”というのは、研究者が注意深く問題設定をし…

~データ分析の根本的な問題 モデルに対するテスト Pencavel 続き ~ 20180912

Jevons(1888)がこの問題に関して、はっきりと述べたという事実はあるが、制約条件付き効用最大化問題が働供給曲線の賃金に対する傾きについて明示的に何かを示すわけではないという主張はRobin(1930)の功績である。(Jevons 生産と労働の関係性を環境が変化さ…

~小さな子どもとお父さんの労働供給~ 20180908

THE EFFECTS OF SONS AND DAUGHTERS ON MEN’S LABOR SUPPLY AND WAGES Shelly Lundberg and Elaina Rose Theory Literature 親としての活動が男性の労働供給と賃金に与える効果を計測しようとする試みはまだ少ない。Pencavel(1986)はアメリカの統計から、198…

〜昨日のつづき〜 20180905

表面的には、結婚に対するリターンの効果が大きく減少してることに対して、驚きはない。というのも、ここ25年のアメリカの賃金構造は急激に変化したからである。黒人白人間の賃金の差が拡大したのは、観測要因、非観測要因の双方に対して支払われる賃金プレ…

〜結婚による賃金プレミアム〜 20180904

THE EFFECTS OF SONS AND DAUGHTERS ON MEN’S LABOR SUPPLY AND WAGES Shelly Lundberg and Elaina Rose theory literature Gray(1997)は結婚賃金プレミアムはこれまでに減少した、と述べその原因は夫や妻としての役割分担の傾向が弱まったことだと報告して…

~結婚することで男性の賃金はどう変化する?~ 20180901

THE EFFECTS OF SONS AND DAUGHTERS ON MEN’S LABOR SUPPLY AND WAGES Shelly Lundberg and Elaina Rose Theory なぜ子供は男性の労働市場における成果に影響するのであろうか。母親であることが女性の労働供給や賃金を減少させるというエビデンスは数多く存…