tmp

本ブログに記載されている内容は個人的見解です。

~子どもと家計の経済行動~ マクマスター大学 マーティンブロウニング

Children and Household Economic Behavior

MARTIN BROWNING McMaster University

 

アノーマンパリッシュプリーストは近代のフランスにおいて、男性労働者について、"青年の労働者は働き、その労働で結婚のための費用を支払うために、満足できる衣服やその他のもの得るときには、子供がおり結婚し2つの問題を引き起こす。もし、労働によって食費やその他費用が十分でないならば、第3の問題が起こりうる。そんな時彼らには、乞食はいらないし、前に進むだけなのである"と述べた。近年、子どもの効果があまり目覚ましいものではないならば、その効果はどこにでもあるようなものではない。この論文では、方法論の問題に目を向ける。そして、子どもの家庭に与える効果をモデルし特定の分野でいくつかの推定を行う。この研究の目的のために、家庭の行動は、労働に関する家庭の効果,様々な期間での費用の配分について言及される。子どもによる、2つの特定の選択肢によって、影響を受けないであろうリストから何かを見つけることは難しいかもしれないが、需要と女性の労働供給は綿密に調べられており、まずまずのテーマとなっている。これらのテーマはセクションごとに扱われている。セクション3には、子どもの費用の議論に集中した。そして次に子どもが消費にどのような影響を与えるのかについても、議論する。

子どもの効果をモデル化するにあたり、2つの問題がある。まず第一に関係する子どもの数、間隔、性別によればおそらく異なるであろう、ほとんどないと言ってもいいような効果の捉え方の問題である。これは相対的によくある問題である。ただこの論文では、やりたいようにやっていく。第二の問題は、子どもはどんなに関心のある変数であると言っても、モデルの中で内生的であるということである。しばしばこれは、出生は外生的であると仮定することによって、回避される。(上記が引用の要点である。) 本論文では労働供給の章まで、まずこのアプローチを踏襲し、出産の内生的な問題を後回しにする。それから第5章で、ある程度議論することにする。まだ述べていない数多くの重要なトピックがあるが、本質的には、この論文はそれらのトピックについてではない。これらは、ポートフォリオ選択、住宅需要、耐久消費財に対する需要、引越し、遺産相続についても含んでいる。

これらのうち第一の問題は、子どもが家庭のポートフォリオに与える影響である。おそらく子どもの存在は影響するだろう。例えば、親の生命保険、貯金の方式。もし親が将来の大学進学を見据えるならね。もう一つ見落とされてる問題は、子どもが住宅需要に与える影響かな。かつて、子供は住宅需要に重要であるとされたが、あまり議論されなかった。もちろん逆の方向の因果関係もあるとおもう。すなわち利用できる資金と住宅のコストは出産に影響を与える、ということである。

私はおそらく扶養されている子どもの効果に、主に興味があるだろう。結果として、興味があったが私のあまり述べてこなかったトピックは住んでいる子どもの遺産相続に与える効果である。これは、最近多くの注目を集めている重要なトピックだ。私はただ単純にマイケルハードの調査を読んで星と思う。

最後に、私は多くの注意関心を欧米の研究に向けてきた。子どもが生産的な能力を持つと彼らの役割が我々を本来の注意関心から遠ざける。おそらくこのイントロは次の注意で終わったほうが良いだろう。本来私は子どもが様々な経済的意思決定に与える影響をモデル化することに興味がある。このサーベイはそれらについての実際的で簡単な推定の要約である。こういうわけで、ロバストな相関関係は数多く存在するが、信頼に値する因果関係は特定できていない。しかし、この事実によって、そのような結果を出した人々の努力を見下したりしてはいけない。むしろ、これは経済学の分野でロバストかつ信頼に値する結果を算出するのはどれだけ難しいのかを示している。